混同しない

医師と悩む

精神的な疾患の治療で重要なのは、気分的な問題と混同しないことです。適応障害は精神科で診断・治療するもので、心身症は心療内科が受け持つ症状ではありますが、この両方とも気づけないことが治療の遅れに繋がってしまっています。病気の治療はなにかおかしいと感じて専門家に診断してもらうことから始まりますが、精神的な疾患や原因不明の身体疾患は放置してしまいがちなのです。特に適応障害などの精神疾患は怠け癖や心の弱さなどと見た目には似ているので間違われることも多いことが治療の障害となっています。精神的な病気のことに関係が無い人でも、心臓病や生活習慣病などについてはよく知っているのと同じく、知識を蓄えておく必要があります。

仕事での困難さやショックな出来事は誰しもが経験します。それによって起こる不安やイライラが三週間以上続いているのだとすれば異常だと思うべきです。適応障害は不安障害に分類される精神疾患ですが、自暴自棄になったり悲しみが続いていて仕事をする気が起きない、学校に行きたくない、そんな気持ちになってしまうのが適応障害です。原因となる出来事の大きさ小ささに関わらず症状を引き起こしてしまうことがあるので注意しましょう。症状に対する知識さえ持っていれば病気にかかっていることに気づけます。

適応障害の症状とは不安症状とうつ症状、問題行動、身体症状に分類されます。どちらか一方の行動が現れる場合もありますが、混合された状態で表に出てくることもあるので注意しましょう。大事なことは単なる気分と混同しないことですが、これをどうやって見分けるかは難しい問題があります。一番明確に図れるのが、ストレスとなる出来事が解決しているにも関わらず問題行動や症状が続くというものです。周囲の人のサポートが適応障害の治療にはとても大事なので、話を聞いて何にイライラしているのか、不安が何によって引き起こされているのかを知りましょう。適応障害が起こる要因の一つとしては周囲のサポートが十分でない場合があるのでこれも注意すべきなのです。

TOP